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Made in Hawaii [焼酎編]ハワイの芋焼酎を、ノースショアで造りたいという平田夫妻の挑戦

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Made in Hawaii [焼酎編]ハワイの芋焼酎を、ノースショアで造りたいという平田夫妻の挑戦

オアフ島のハレイワの町を通り越し、ノースショアの海からもほど近い場所に平田さん夫妻が借りている土地がある。ハワイの芋焼酎造りに8年の歳月をかけ、今年初めての芋焼酎『波花』を出荷した。 旅行でやってきたハワイで食べた芋の味に惚れ、この地で焼酎を造ったらどうだろう?と思ったのが芋焼酎作りのきっかけ。いつかは、自分の手で何かを作りたいという気持ちがあった平田さん。早速行動を起こし、鹿児島の酒蔵に修行に出た。3年の修行を経てハワイにやってきたのは2012年であった。

製造の場所として選んだのは、ハレイワ近くの土地。海まで歩いて数分という所であり、潮風をも感じるこの場所が、最終的には「波花」の独特の味に貢献してくれることにもなるのである。話しは戻るが、この土地はカメハメハ財団からリースを受け、そして起業の運営費はハワイ州の農業局に出向き、融資の申請をした。「外国人である私たちに融資を承認してくれた時は、さすがアメリカ大国と思いました。しかし調達した資金が底をつきそうになったり、何度となくもうダメなのではと思ったことも度々でした」と、電気も水もない生活を振り返るように語ってくれた。 蔵が立ち、芋蒸し器も、麹部屋もできてきた。サツマイモは紫芋を選んだ。行程の最初は麹造り、手で揉む「手こうじ」という手法で米麹を作り、蒸した芋と米麹をかけあわせ「もろみ」を作る。その「もろみ」をかめ壷で発酵させる。その「もろみ」をかめ壷で発酵させる。発酵したら、蒸留器で沸騰させ、ここで液体となってでてくるのが焼酎だ。半年ほど熟成させ、やっと市場にでることになる。取材している平田さんの後ろにあるかめ壷は、100年から150年前の江戸末期から明治のものである。かめ壷での発酵は手間がかかるが、平田さんは敢えてそこは妥協をしなかった。これを修行した鹿児島の師匠から受け継ぎ、船便で運んで来た。

鹿児島から船便で運んで来たかめ壷。
カリフォルニア米を蒸す。
麹を作る部屋も自分ですべて作った。
手揉みによる麹造り。
麹米を発酵させた黒麹。
平田さんが決めた芋は、オキナワン芋(紫芋)。
紫芋を蒸す。
麹と蒸した紫芋を混ぜ合わす。
伝統的な木製の蒸留器。緑の貯蔵タンクは、焼酎を成熟するところ。
芋焼酎のできあがり。

モクレイアの水と、オキナワンスイートポテト(紫芋)と、このハレイワの空気が一体となってできた「波花」は、特徴のある甘い香りで、上質な芋焼酎として完成することができた。「この場所だからこそできた味。オアフの他の場所では出会えなかった味。木樽蒸留器から最初の1滴が出て来るまで、どんな味になるのか解らないところがあるものの、自分が想像していた以上に美味しく上質な味ができた」と、平田さんも満足げ。 現在は、道楽寿司、ロイズ、アランウォンズ、とっくり亭やワダ、ハイアットリージェンシー内のジャペンゴなどのホノルル界隈の有名レストランで楽しめる。来年の春には2500本出荷できるということで、もっと多くのレストランでも、平田夫妻の「波花」を目にする機会は増えそうだ。

ハワイアン焼酎カンパニー
お問い合わせ:kaloimo@gmail.com

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