本当に楽しい料理教室として人気の「Studio F」を開催する料理家 横川二三代が、ハワイ産の食材を使ったハワイ発のレシピをお届け。今月は、ハワイの濃厚なアボカドを使用した「ワカモレ(Guacamole)」をご紹介します。

ハワイにお住まいの方も、ハワイ大好きなビジターの方も、ファーマーズマーケット等で一度はアボカドを手に取って、その大きさに驚いた経験があるのではないでしょうか。我が家のご近所にもアボカドの巨木があちこちにありますが、このアボカド、種類がたくさんあるのをご存知ですか?
私が日本に住んでいた頃は(遠い目・・・)、アボカドといえばメキシコからの輸入品でサイズも小ぶり。海老と一緒にサラダに添える程度の珍しい食べ物でした。まさかハワイに移り住むとは思ってもいなかった私ですが(さらに遠い目・・・)、こちらに住んでみて、ご近所のアボカドを見てつくづく違うと感じるのは、その大きさとツヤツヤとした美しい緑色です。
日本で出回っているアボカドは、黒っぽい色や小ぶりなサイズからいって、こちらのスーパー等にも売っている、いわゆる「ハスアボカド」という種類だと推測します。ほぼ年中手に入るありがたい商品です。

今回ご紹介するハワイ産のアボカドは、ちょうど今がシーズン真っ盛りで、サイズが大きく、色も形も様々です。コロッとした丸いもの(Kahaluu)もあれば、洋梨のようにするりとした長いもの(Sharwill)もあります。なんでもハワイ島はアボカド栽培に適した気候だそうで、50種類以上が栽培されているそうです。
ハワイ産のアボカドの中でも、カフルウ(Kahaluu)種はハス種の3倍ほど植物性脂肪が多く含まれ、ビタミンやポタシウムも豊富。しかも不和脂肪酸で血液サラサラ効果がありコレステロールも減らしてくれるとか。
さて、今まで私がいただいたアボカドの中で一番美味しかったのは、なんといってもハワイ島のコナから、心優しい友人Aさんが重いのにわざわざ持ってきてくださる、とてもリッチでねっとりとした、まるでナッツのような・・・ああ、書いているだけでヨダレが出ます。とにかく、とても美味しい巨大なアボカド(おそらくはカフルウ種)でした。
その美味しいハワイ島産のアボカドを時々売っているのが、ハワイ大学下のキングストリート沿いに位置する、私の大好きなお店「Kokua Market(コクアマーケット)」です。とても小さなスペースに所狭しと野菜、果物、ナッツ、穀物、ワイン、デイリー、コーヒー、お菓子、雑貨、歯磨き粉に至るまで、ほぼオーガニックの商品で埋め尽くされています。地元と密着型の生協システムの店で、有名な「Down To Earth」や「Whole Foods」でも扱っていない珍しい商品が売っていることもしばしば。ホノルルにいらしたら、ぜひ一度足を運んでみてください。オーガニック生協の先駆者的なお店ですので、ヒッピーな雰囲気を感じることができます。


ところでこのアボカド、外皮は緑色のままでも中が熟している場合もあるし、黒くなるまで待たないと中身が青臭いものもあって、どうやって食べごろを見極めるかが難しいのです。しかし、コクアマーケットには見極めのプロみたいな青果担当のおじさんが1人います!彼がお店にいるときは、アボカドを食べたい日にちを伝えると、いつもそれにピッタリと合うものを選んでくれます。(お名前は何度聞いても憶えられない。ゴメンね、おじさん・・・)

そんな仙人のようなおじさんがいないときは、まずアボカドに触って適度に軟らかいものを選びます。そして、アボカドの上に付いているボタンのようなヘタの部分、これがポロッと簡単に取れるようになったら食べごろという説もありますので、ぜひ試してみてください。ではハワイ産アボカドで、夏にピッタリのメキシカンププ「ワカモレ」をつくりましょう!
ワカモレの材料(カップはアメリカサイズです)
- アボカド 2カップ程(大きいもの2個分)
- 玉ねぎ 1/2カップ(中サイズ1個を粗みじん)
- トマト 1/2カップ(中サイズ1個を1cm角に切る)
- ニンニク 1カケ(すりおろす)
- コリアンダー 1カップ(粗みじん)
- レモン果汁 大さじ3~4(中サイズ1/2~1個)
- 塩 小さじ1(軽めに加え最後に味を整える)
- 胡椒 少々

作り方

1、アボカドを縦半分に、種に沿ってナイフを入れてからパカッと2つに割る。

2、大きめのボウルを用意し、アボカドの中身をスプーン等でくり抜く。 3、レモン果汁をアボカドにかけておく。

4、残りの材料をそれぞれの大きさに刻み、塩・胡椒も全て同じボウルに入れる。

5、マッシュ用の器具もしくは大きめのスプーンやフォークでアボカドを潰すようにして、全体がよく馴染むように混ぜる。 (私はアボカドを完全に潰さない方が好きですが、加減は皆さんのお好みで)

6、器に入れて、チップス等と一緒にいただく。
スパイシーなフレーバーがお好きな方は、市販のホットソースを混ぜても美味しいです。お姉さんのラベルのホットソース(左)が我が家の定番です。



おいしいアボカドをゲットしたら、焼きたてのトーストに熟したアボカドをのせ、質の良いオリーブオイルをふり、塩・胡椒をパラりとかけていただくのも絶品です。お試しあれ~!
プロフィール
横川二三代
「家族に還元できる習い事」「キレイで、美味しく、使える料理」 をモットーに、本当に楽しい料理教室としてハワイで人気の「Studio F」を開催。ハワイ産の食材を使ったハワイ発のレシピを発信中。教室は日本の雑誌でも取り上げられ日本からの旅行客やロコからの予約でいっぱい。
Studio F